2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

民法 代理行為 その1

民法99条~ 代理行為 ・代理行為の要件及び効果(99条・100条) 本人の代理人が本人のためにすることを示して行った意思表示は、本人に対して直接効力が生じます。第三者(代理人の相手方)が代理人に対して示した意思表示も同様に本人へ直接効力を生じさせ…

民法 意思表示 その4

民法96条~ 詐欺・強迫、意思表示の効力 ・詐欺又は強迫(96条) 詐欺又は強迫による意思表示は取り消すことができます。 相手方に対する意思表示について、第三者が詐欺を行った場合は、相手方がその事実を知り、又は知ることができたときに限りその意思表…

コロナ感染

さて、現在自宅療養中です。多少のどの痛みはありますが、発熱はほぼありません。 原因は、娘が保育所でもらってきたと思われます。肝心の娘は無症状陽性。今のところ、一番元気。 妻と長男が完全にダウン。長男に至っては食欲すらない状態。 次男は感染して…

民法 意思表示 その3

民法95条 錯誤 ・錯誤(95条) 意思表示に錯誤がある場合、表意者はその意思表示を取り消すことができます。 ①意思表示に対応する意思を欠く錯誤 ②表意者が法律行為の基礎とした事情についてその認識が真実に反する錯誤 取り消すことができるのは上記①~②の…

民法 意思表示 その2

民法94条 虚偽表示 ・虚偽表示(94条) 相手方と通じてした虚偽の意思表示は無効です。ただし、当該意思表示の無効を第三者に対抗することはできません。 ex)Aが所有する土地甲について、AとBが通謀して売買契約を結び、Bへ売却したように仮装し、Bへ所有権…

民法 意思表示 その1

民法93条~ 心裡留保 ・心裡留保(93条) 意思表示は、表意者が真意でないことを知ってしたときであっても、その効力を妨げることはできません。 ただし、相手方がその意思表示が表意者の真意でないことを知り、又は知ることができたときは無効となります。…

民法 不在者

民法25条~ 不在者 ・不在者の財産管理(25条~) そもそも不在者とは、その場にいない人という意味ではなく、本来の住所又は居所を何らかの原因で離脱し、容易には復帰できない者のことを言います。 家庭裁判所は、不在者の利害関係人又は検察官の請求によ…

民法 未成年者、成年後見制度

民法3条~ 行為制限能力者 ・意思能力(3条の2) 法律行為の当事者が意思表示をしたときに意思能力を有しなかった場合、その法律行為は無効となります。 有効に法律行為を行うことのできる意思能力は、未成年者や成年被後見人等にはないとされます。ただし、…

民法 基本原則

民法1条~ 基本原則 ・基本原則(1条) 私権は、公共の福祉に適合しなければなりません。 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければなりません。 権利の濫用は許されません。 ・信義則(1条) 民法1条の条文は、基本原則です。 「公共の福…

供託法 供託物払渡請求権の消滅時効

供託法 供託物払渡請求権の消滅時効 ・消滅時効 供託物払渡請求権には消滅時効があります。試験では客観的起算点を問われる問題が多いように見えます。 供託物払渡請求権の消滅時効の起算点は、原則「その権利を行使できるようになったとき」です。場合によ…

供託法 保証供託 その2

供託法 保管替え、差替え、代供託 ・保管替え 営業保証金を供託している事務所が他の法務局の管轄地に移動する場合、保管替えを請求することができます。供託している金銭等をそのまま別の法務局に移転してもらいます。 ただし、保管替えができるのは金銭と…