2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

供託法 保証供託 その1

供託法 保証供託の管轄・払渡し ・管轄 裁判上の担保供託を行う場合は、当然ですが、その担保を命じた裁判所が所在する管轄内の法務局へ供託しなければなりません。債務者や債権者の住所ではありません。 ちなみに営業保証供託の場合は、その主たる事務所又…

供託法 執行供託 その3

供託法 仮差押えの執行と供託 ・仮差押え 仮差押え同士が競合した場合の第三債務者は、その債権の全額を供託することができます。あくまで供託することができるのであって、義務供託ではありません。(ただし、仮差押えと差押えが競合した場合は、義務供託に…

供託法 執行供託 その2

供託法 強制執行・滞納処分による差押え ・強制執行による差押え 第三債務者は強制執行による債権の一部差押えがされた場合であっても、その債権全額を供託することができます。(民執法156条) 差押えと仮差押えが競合し、差押えの総額が債権全額を超える場…

供託法 執行供託 その1

供託法 執行供託の手続き ・執行供託の申請手続き 金銭債権に対して差押えがされた場合、第三債務者は、その債務の全額を供託することができます。また、金銭債権の総額を超えて2人以上の執行債権者に差押えや仮差押えを受けた場合、第三債務者はその債務の…

供託法 弁済供託 その4

供託法 その他弁済供託 ・受領不能による弁済供託 債権者が弁済を受領することができない場合は、弁済金を供託することができます。 長期入院している、重い病気で意識がない等、様々なパターンがあると思われますが、弁済をしたくて債権者宅へ電話をしたと…

供託法 弁済供託 その3

供託法 債権者不確知による弁済供託 ・債権者不確知 債権者不確知(ふかくち)とは、どこに債権者がいるかわからない、ということです。この不確知には、複数の債権者候補者はいるが、誰が正しい債権者か判断がつかない、という場合も含まれます。 典型例は…

夏休み

すっかりさぼっていました。 子どもたちと楽しい夏休みを過ごしていました。 たまに温泉に行くのも楽しいですね。遊び場のついている温泉だと小さい子でも退屈しなくてとても良いです。 妻に子どもを預けて久しぶりにサウナにも入りました。普段、ホテルや旅…

供託法 弁済供託 その2

供託法 受領拒否を理由とする弁済供託 ・賃料の増額、減額 賃借人が賃貸人(家主)へ賃料(家賃)を提供しても、受領拒否された場合、賃料債権を供託することができます。 賃貸人からの賃料の増額請求があった場合で、賃借人との協議が整わず、目下係争中で…

供託法 弁済供託 その1

供託法 弁済供託の要件 ・弁済期未到来の家賃、賃料 原則として、弁済期が到来していない債権を供託することはできません。たとえ供託者が家主と目下係争中で、家主が家賃を受領しないことが明らかである場合でも、弁済期が未到来であれば、供託することはで…